阪神は12回1死満塁で代打高山俊外野手(26)が右翼ポール際に1号満塁弾を放ち、甲子園の巨人戦10連敗の球団ワースト記録を阻止。

巨人を抜き2位に浮上した。

 

矢野燿大監督の 一問一答は以下の通り。

 

-最後に残っていた野手の高山を送った心境は

俊もなかなか先発で出られなくて。本当に悔しい思いをしている選手。ベンチでもすごく声を出してくれて。エリート選手がいまベンチにいるのはすごくつらいと思う。心の成長をいつも感じていた。悔しい思いをあそこにぶつけてくれたんじゃないかなと思う。めちゃくちゃうれしいです。

-劇的アーチ

決めに行く場面で2ボールになった。押し出しとか、いろんな気持ちも出るところ。俊自身、打って決めたい思いがあの打撃につながったと思う。サヨナラ満塁ホームランなんて。人生に何回もあれば、もちろんいいけど俺にとっても忘れられない試合になった。俊自身もそういう1本になったと思う。

-延長11回無死一、二塁で打席に向かう糸原に声を掛けた

迷った。最初、バントのサインを出したけど「打ったほうがええやろ」と思い直して。「決めてこい!」みたいなことを言った。

-マルテは雰囲気を変える同点アーチだった

流れを持って行かれてるところで、あの1本で一気に追いつけた。あとの2本の安打も素晴らしい流れを作ってくれた。文句ない。

-甲子園で昨季から巨人に9連敗していた

目の前の試合をどう勝つかということしか頭にない。試合前は多少考えているけど始まったら関係ない。例えば6連敗はかえってこない。目の前の試合を勝つことでしか、かえせない。