阪神藤浪晋太郎投手(25)が30日、ウエスタン・リーグ、オリックス戦(鳴尾浜)に先発し、3回無安打1四球2三振で降板した。前回は18日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)に先発し、1回を3者凡退に抑えた。

オリックスのスターティングメンバーは、両打ちを含めて1番から8番まで、左打者8人が並んだ。矢野燿大監督(50)も鳴尾浜を訪れ、藤浪の投球を視察した。

初回、1番佐野を初球で遊ゴロ、2番宜保を空振り三振、3番西野を中飛で3者凡退。

2回、4番T-岡田を初球で中飛、5番宗を3球で空振り三振。6番根本にはこの日最速154キロを投じるも、6球目が高めに抜けて四球に。7番岡崎は149キロ直球で三ゴロ。

3回、8番稲富を左飛。スタメン唯一の右打者となった9番広沢には、初球が頭上付近へ高く抜けるも、2球目の148キロ直球で遊ゴロに。1番佐野は左飛に仕留め3者凡退だった。

矢野監督は28日に、藤浪に対して「楽しくやると、筋肉が緩む。筋肉が緩むと脳も喜んでるから。楽しむことでパフォーマンスが出やすくなる。緊張、恐怖とか恐れになると硬直する」とエール。それを伝え聞いた藤浪は「楽しくやれよとかいい顔でやれよとか言ってくださって、本当にそうだと思う。暗い顔して投げるよりいいと思いますし、そういう気持ちでマウンドに入って行きたいと思います」と意気込んでいた。