巨人は、先発ヤングマンが4回途中3失点で降板し、5月12敗目(9勝)で、月間負け越しが決まった。

延長12回計8投手をつないだ総力戦に敗れた翌日に、先発が5四球と制球を乱して早期降板。5試合連続6回もたずにマウンドを降りた助っ人に、原監督は「リズムという部分で、制球力がいいとは言えない。かなり長いイニング投げさせようと、連戦の中でリリーフも使っているので思ったけど。1点差という中で、バトンを譲る必要がある」とスイッチを告げた。

3、4月は16勝10敗の首位とスタートダッシュに成功したが、5月に加速とはいかなかった。22試合中、先発がクオリティースタート(6回自責3以内)を達成したのは7試合で、残る15試合は中継ぎに重い負担を掛けた。指揮官は「限られたメンバーでやるしかない。先発ピッチャーがかなりゲームを支配しているというのは誰しもが分かっていることですから。そこは奮起して欲しいところでしょうね」と課題に挙げた。

2回に5番大城の2ランで1点差に追い上げたが3回以降は得点を奪えず。阪神戦4連敗で、首位広島に4・5ゲーム差に離された。【前田祐輔】

▽巨人ヤングマン(4回途中3失点で2敗目)「今日の試合を含めて制球がよくなくて苦しんでいる。(先制3ランは)スライダーがちょっと浮いてしまった」