阪神2年目の高橋遥人投手(23)が、377日ぶりの復活勝利で巨人連倒を導いた。失点は2回に大城に浴びた2ランだけにとどめ、7回9奪三振の快投。左肩の不調で長らく2軍生活が続いたが、今季3度目の登板で昨年5月以来の白星をつかんだ。

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◆高橋遥のここまで 金本監督期待の17年ドラフト2位左腕は、昨年4月の広島戦で7回0封で初勝利。だが、左肩の不調で6月中旬から2軍調整のままシーズン終了。先発6試合で2勝(3敗)だった。

その後もコンディションを整えることに専念し、矢野新体制となった今春キャンプは2軍発進。中旬に初めて打撃投手を務め、下旬の練習試合四国IL高知戦で約8カ月ぶりに実戦登板して1回0封。2軍でイニング数を伸ばし、今月5日のDeNA戦(甲子園)で岩貞に代わる緊急先発として約11カ月ぶりに1軍復帰。この日が3試合目の先発だった。