広島の2年目、山口翔投手(20)が、ヤクルト11回戦(神宮)で衝撃的な先発デビューを飾った。140キロ台後半の直球を中心に4球種を投げ分け、7回2死まで無安打無得点。同郷で同学年の村上に初安打を許したが、7回1安打無失点でプロ初勝利を挙げた。

◆広島田村スカウト部課長(山口を担当)のコメント「ちょっと、できすぎですね。熊本工時代は、コントロールがないとか、体の線が細いとか言われてました。当時は65キロとか67キロだったはず。でも腕の振りが独特で、今までにないタイプでした。速く見えないけど速くて、四隅をピシャピシャ突くわけじゃないですが、躍動感と腕の振りで勝負する。ごはんを食べて、体をつくっていけば、明るい未来があるはずです」