巨人育成3年目の加藤脩平外野手(20)が、黄金ルーキー・日本ハム吉田輝星投手(18)から先制適時二塁打を放った。

2回無死一、二塁、1ボールから外角高め142キロの直球を完璧に捉えた。打球は右中間フェンスに直撃。悠々と二塁へ到達した。その後、田中貴の中前2点適時打、松原の右越え2ランでこの回5得点。加藤が大量得点を呼び込んだ。

この日は昨夏の甲子園を沸かせた吉田輝が登板することもあり、多くの報道陣が押し寄せていた。「(吉田輝は)きれいなストレートでした。試合前からチームのみんなと『抑えられたところがテレビに出るぞ』という話をしていたので、打てて良かったです」と意地を見せた。

静岡・磐田東高から16年育成ドラフト2位で入団。俊足巧打の外野手として期待され、昨季はアジア・ウインターリーグの決勝でスタメン出場するなど優勝に貢献した。今季は開幕から好調を維持し、イースタン・リーグで40試合に出場し打率2割7分8厘、3本塁打、15打点をマークしている。

育成選手は3年目のシーズンが終わると自動的に自由契約選手として公示される。支配下登録への期限は7月末。「今年が無理だったら、もうダメだ、という思いでやっている。手応えはあるので、残り2カ月もアピールしていきたいです」と今後の活躍を誓った。