阪神のドラフト1位近本光司外野手は交流戦突入後もスタイル全開の猛打賞&1盗塁だ。1回は先頭で中前打を放つと、3番糸井の適時打で先制のホームを踏む。「初めての投手でしたけど、しっかり自分のタイミングで自分の打撃ができました」。4回にはリーグ単独トップの16盗塁目となる二盗に成功。「初めての投手で情報が少ない中、ストレートを狙っていい結果につながりました」と納得した。

6回に中前打、9回にも中前適時打。3安打で早くも今季21度目のマルチ安打となった。これはシーズン53回ペースで、リーグ新人記録となる巨人長嶋茂雄の48回を上回る勢いだ。試合後は謙虚に「もっといいところで打てるように頑張ります」と落ち着いた表情。ルーキーとは思えない存在感を放っている。