ヤクルト村上宗隆内野手が初物ずくめとなる衝撃の130メートル弾を放った。

初めて臨んだ交流戦の初打席、初球、初スイングで初本塁打をマークした。0-0の2回1死、日本ハム上沢の外角低め144キロ直球を、バックスクリーン中段に運ぶ先制の15号ソロ。

セ・リーグトップとなる42打点目に「理想的な打撃ができた」と納得の表情だった。今季は逆方向へ6本、右方向へ8本を放ったが、バックスクリーン方向への本塁打はプロ初。「打つ体勢が整っていて、しっかり振ることができた」と振り返った。

同学年の日本ハム清宮との競演が注目された。高1の練習試合で初めて対戦。お互いスーパー1年生として注目されてから4年を経て、プロで再会したが「特に意識はしない」と個人的な感情は胸にしまった。

自身は今季全試合出場の主軸として成長を見せたが、昨季交流戦最高勝率のチームは延長戦の末に敗戦。「切り替えて頑張る。1打席1打席、集中して打席に立つだけ」と淡々と話した。