日本ハム清宮幸太郎内野手が、プロ2年目で初の決勝打を放った。4回1死一、三塁で、阪神の左腕岩田のシュート135キロをはじき返した。

打ち取られた当たりも、一塁手のグラブをすり抜け、先制の右前適時打。自らも予想外の一打となり、一塁ベース上で口を「ホ」の字にして驚いた。「打った瞬間は、しまったな…と。(打点は)走者がいてこそなので、前の方々に感謝です」。3試合連続打点が決勝打となっても、控えめに喜んだ。

聖地甲子園で、2試合連続で躍動した。7日同戦でプロ初の凱旋(がいせん)を果たすと、安打と打点(犠飛)をマーク。この日は今季初の死球で3打数1安打2打点を残した。死球を受けた右腕の二の腕付近は、アイシングを施したのみで軽傷を強調。「自分の打撃をするっていうこと。(状態は)悪くはないですけど、まだまだです」と満足せず、貪欲に突き進む。