右肘の違和感でファーム調整中のライアン・クック投手(31)が、約1カ月半ぶりの実戦復帰を果たした。8回からマウンドに上がり、1回14球で1安打無失点に抑えた。

先頭のヤクルト井野はスライダーで追い込み、最後は直球で投ゴロ。続く宮本は内角のスライダーで詰まらせて二ゴロに打ち取り、危なげなく2死を奪った。続くルーキーの吉田に直球を中前打とされたが、松本友の2球目に捕手の岸田が吉田の二盗を阻止。3アウトでチェンジとなり、クックは笑顔でマウンドを降りた。最速は148キロだった。

来日1年目の今季は開幕から守護神として8試合に登板。1敗6セーブを記録していた。だが、4月21日阪神戦での登板を最後に右肘の違和感を訴え、同23日に登録を抹消。調整中に左太もも裏を痛め、リハビリを行っていた。