広島ドラフト1位の小園海斗内野手(19)がデビュー戦でいきなりの初安打をマークした。

初回先頭の打席でロッテ先発種市の変化球を左前にはじき返しプロ初打席で初安打を放った。捕逸と犠打で三塁まで進み、西川の三塁打で先制のホームを踏んだ。

第2打席は空振り三振。第3打席も空振り三振。6点リードの6回第4打席は2死満塁の好機に左翼への飛球に倒れた。8回2死一塁で回ってきた第5打席は4球連続ファウルなど粘りを見せたが、二ゴロに倒れた。9回表は代打で出場した田中広が遊撃に入り、小園はベンチへ退いた。

<広島小園のここまで>

◆春季キャンプ 当初は宮崎・日南キャンプで1次キャンプを経験させた後、2次キャンプから2軍調整するプランもあったが、攻守で頭角を現し、沖縄での2次キャンプも同行し、1軍で完走。

◆オープン戦 チームのオープン戦初戦だった2月24日のDeNA戦で4回裏の守備から途中出場。9回無死一塁で、山崎から左前打。3月3日の西武戦ではプロ1号本塁打。4回の遊撃守備から途中出場し、8回先頭で左腕武隈の直球を右翼席に運び、86年西武清原、93年巨人松井も達成できなかったオープン戦での高卒新人アーチを記録した。3月21日ヤクルト戦では2号を放つなど、オープン戦通算成績は、打率2割3分1厘、2本塁打、3打点。

◆開幕1軍 オープン戦の活躍から球団の高卒新人では00年苫米地鉄人以来となる開幕1軍メンバー入り。ただ、開幕戦は出番がなく、第2戦はベンチを外れ、3月31日に出場選手登録を抹消された。

◆ウエスタン・リーグ ここま46試合に出場。打率1割8分9厘(181打数34安打)ながら4本塁打。4月17日のソフトバンク戦で和田から右翼席へ2軍でのプロ1号をマーク。5月上旬に下半身の張りで2試合欠場したこともあったが、5月17日阪神戦では望月の直球を右翼席に4号ソロを放った。