リハビリ中のソフトバンク森唯斗投手(27)、岩崎翔投手(29)が福岡・筑後市のファーム施設で、工藤公康監督(56)が見守る中、ブルペン投球を行った。早朝の新幹線で球宴の舞台、関西から午前11時前に工藤監督が姿を見せると、すぐにブルペンへ。7月中の1軍復帰を目指す2人は、現状でのベストを出し、御前投球でアピールした。

右広背筋・大円筋の部分損傷で6月16日に離脱した森は変化球も交え35球投げた。「監督が見ていたので力が入った。スピードはまだまだだが、体の痛みもあまりない。このまま上げていければ」と話した。

すでに6日に2軍戦で実戦復帰し最速152キロを投げた岩崎は40球投げた。右肘は問題ないが、ブランクが長く上半身と下半身がバラつくため工藤監督からはカーブを投げることでバランスを取るように指導を受けた。「連投するなど試合を重ねていきたい」と16日ウエスタン・リーグ中日戦(タマホームスタジアム筑後)で1イニング登板する予定。森も早ければ17日の同戦で復帰予定。現在若い中継ぎ陣が奮闘中だが、工藤監督は「戻ってきてくれたらありがたい」と、実績十分な2人の早期復帰を期待した。