阪神原口文仁外野手(27)が6月度の「スカパー! サヨナラ賞」を受賞し、甲子園球場で会見に臨んだ。

原口は6月9日の交流戦・日本ハム3回戦(甲子園)の3-3の9回2死一、三塁で代打で登場。一塁走者が二進し2死二、三塁で、日本ハム秋吉から中前にサヨナラ打を放った。大腸がんを乗り越え、1軍に復帰後5試合目でのサヨナラ打に、甲子園は熱狂。原口を涙ながらに抱きしめる矢野監督の姿も、阪神ファンの記憶に深く刻まれる一戦になった。

この日は「スカパー! プロ野球PRアンバサダー」を務める倉持明日香(29)が司会で花を添える中、原口は初受賞の会見へ。「初めての賞をいただいて、すごくうれしい気持ちと、今後に向けてすごくモチベーションの上がる賞をいただいて、とても感謝の気持ちでいっぱいです」と受賞の喜びを語った。球宴では2試合続けて本塁打を放ち、プレーの1つ1つが原口という選手が持つ無限の可能性を表現する。「いい流れが来ているので、この流れの中でなんとか結果を継続して残して、チームの勝利に少しでも貢献できるようにやっていきたい」と強い気持ちを持ち続ける。

タイガースは黒星が先行し、苦しい状況にいるが「まだまだあきらめる試合数でもないので、1つ1つ目の前の試合に集中してやっていきたいと思います」と熱く結んだ。