左太もも裏痛から1軍復帰したソフトバンク今宮健太内野手(28)が、初回の復帰初打席で10号先制ソロを放ち、湿りがちだった打線に点火した。

ロッテ先発岩下のフォークボールを右膝を着きながら豪快に左翼テラス席へ。「緊張していたので、とりあえず振ろうと。あれ(膝をつきながら)ができているのは、下半身の状態は悪くないということ。少し(打線に)火をつけられたかな」と笑った。

3回の守りでは投ゴロ併殺で、無理な体勢になりながらもしっかり二塁ベースに入り併殺を完成させるなど守備でも問題ない動きを見せた。この日は6回の打席で退いた。今宮は「もう(リハビリ組の)筑後には行きたくない。競争は激しいので、休んでいるうちに若い人がどんどん出てくるから」と、遊撃手は渡さない強い思いを口にした。

森ヘッドコーチは「今季に関しては100に戻ることはない。80でいかに最後までシーズンを乗り切るか」と、これまでのように休養を取りながら起用していく考えを明かした。