オリックスは25日、神戸文也投手(25)と本田仁海投手(19)の育成両右腕を支配下選手として登録すると発表した。

神戸の背番号は「95」で年俸440万円。本田は背番号「96」で年俸500万円(年俸はともに推定)。両投手の支配下登録で今季チームの登録枠の上限70人に達した。

神戸は前橋育英、立正大を経て16年育成ドラフト3位で入団。同期入団には山岡、山本、榊原らがいる。今季は中継ぎとして2軍戦16試合に登板し、1勝1敗で防御率3・86。神戸について福良GM兼編成部長は「結果出しているし、現段階ではファームでも上の方にくる。真っすぐも強いし、フォークも持っているから。落ちるボールもあるから、中継ぎで1軍の戦力として十分やれると思う」と説明した。

本田は星槎国際湘南から17年ドラフト4位で入団。昨年9月に右肘の手術を受け、治療に専念することから昨オフに育成選手契約を結んだ。リハビリから4月末に復帰を果たし、主に先発として11試合に登板。0勝3敗ながら、防御率は1・61と安定感をみせていた。福良GMは「本田はもともと支配下だったというのもあって、肘の方も投げていても問題ないからというところ。直球も150キロ超えで、そこは魅力。若い先発陣の中に入ってくれたら」と期待した。

同期入団選手らの活躍に刺激を受けたという神戸は「今年の最初の方にも(同期の)張が支配下登録されて、僕と同期で入った選手は僕以外みんな支配下登録された。僕もその中に入れてうれしい気持ちはありますが、ライバルなので、負けないように頑張りたい」と意気込んだ。

右肘の手術前から最速が3キロアップの154キロに上がったという本田は「直球とコントロールには自信がある。そこを出してみせていければ。(背番号が)2桁に戻ったので、1軍で投げて結果を出すという目標に変わった。まずはそこを目指してやっていきたい」と気合を口にした。