日本ハムは5年ぶりの1試合5失策と守備が崩壊して惨敗した。破壊的な山賊打線を相手に、打ち取った打球をアウトにすることができなければ、白星が逃げていくのは必然だ。栗山監督は「それも、のみ込んで。しっかりやっていくしかない」と声を絞り出した。

メットライフドームでは最近3試合で10失策で3連敗となった。起点となった7月28日はサヨナラ失策で敗戦。そこからチームは19試合で3勝16敗1分けと急失速している。昨季も、8月上旬に同球場での守備の乱れからチーム状況が急降下して優勝を逃した。今季も同様に勝負の夏場に“鬼門”で苦しむ。

借金は今季ワーストタイの3に膨れ、最下位オリックスとは0・5差に迫られた。栗山監督は「順位は最終的なものしか関係ないので。今、何位とかは関係ないので」。CS進出すら危うい気配が漂ってきた。

▽日本ハム石井(いずれも失点につながる2失策)「試合を壊して申し訳ないです」