虎救援陣がまたも偉業に到達した。1点リードで迎えた敵地巨人戦の9回に守護神藤川が登板。1イニングを無安打投球で今季12セーブ目をあげた。

藤川は今季50試合目のマウンド。数字については「毎日1試合1試合が節目なので」と気にも留めなかったが、これでチームはプロ野球史上2度目の「6投手が50試合以上登板」を達成した。58試合登板の島本を筆頭にジョンソン、守屋、ドリス、能見、そして藤川が50試合登板をクリア。17年阪神救援陣以来の快挙となった。

1死から代打阿部に四球を与えたが、後続の大城、石川はフォークで2者連続空振り三振に仕留めた。「押し出しで取った1点を守るのは(展開的にも)難しいこと。その1点をみんながつないでくれた」と納得顔。逆転CS進出へ、藤川を先頭に虎自慢の救援陣が最後までフル稼働する。