9月度の「大樹生命月間MVP賞」が15日発表され、阪神西勇輝投手(28)が14年以来2度目の受賞を果たした。

西は9月のリーグ戦で4戦4勝。西が登板した9月21日広島戦(甲子園)から「奇跡の6連勝」を果たすなど、大逆転CS進出に大きく貢献した。「もう取れないと思っていたので、なんとか取れて良かったです。いいピッチャーがたくさんいるので」と受賞を喜んだ。9月の防御率は1・93と安定感も抜群。「守備もリズム良くて、併殺も多くピンチになっても、何とかゼロで帰ってくることができたので、野手の方に感謝したいと思います」と話した。

今季はキャリアハイの172回1/3に到達。「1年けがなく投げることができたので、イニングにしても170は最低いきたいと思っていた。そこを1年目でクリアできたのは良かったと思いますし、来シーズンはもっとイニングを稼げるように。どんどん投げていきたいなと思います」とさらなる目標を口にした。チームの順位にも「3位という数字だったので、来シーズンはもっと上位に食い込めるように、精いっぱい頑張っていきます」と力強く話した。