中日が海外フリーエージェント(FA)権を保有し、今季が3年契約最終年の大島洋平外野手(33)に対し、すでに残留交渉を開始していることが23日、分かった。

この日、加藤球団代表が「複数年の増額の条件を提示しています。中日球団として残留してもらいたいので、現在は大島君の返事を待っているところです」と語った。すでに名古屋市内で2度、話し合い、提示を行ったという。

プロ10年目の今季は174安打をマークし、最多安打のタイトルを獲得した。リーグ屈指の巧打者で俊足、好守も兼ね備える大島を、阪神が今オフ補強の有力候補に挙げていることが判明。大島がFA宣言した場合に備え、本格調査に入る構えを見せている。中日にとっても不動の中堅手でチームの顔。好条件で慰留に努める。