目指せ、楽天キラー! オリックスからドラフト3位指名された近大・村西良太投手(22)が28日、東大阪市の同大学で古屋編成部副部長らの指名あいさつを受けた。

「開幕1軍入りして、ピンチ、接戦で使ってもらえる選手になりたい」と即戦力になる覚悟を表明すると、同席した田中秀昌監督(62)から「三木監督を困らせる投手になろう」とエールを送られた。

田中監督は、上宮(大阪)監督時代に楽天の新指揮官を指導。楽天1位の大阪ガス・小深田大翔(ひろと)内野手(24)も近大の教え子で、楽天と縁が深くなった。「どの教え子にも活躍してほしい」と前置きした上で「村西が楽天戦に投げるときは、もちろんオリックスを応援します。小深田には他の投手から打ってもらいましょう」と自身の名案に大きくうなずき、村西の背中を押した。

スリークオーターから投じる最速152キロの快速球、シンカー気味に落ちる変化球が村西の武器。「真っすぐは自分の一番の武器。そこを頼りに頑張っていきたい」と目標は明確。さらに「契約金を年俸で稼げる選手になりなさい!」と恩師のハッパは最後まで強烈だった。【堀まどか】