マスターズ甲子園2019(9日開幕・甲子園)の前夜祭が兵庫・西宮市内で行われ、参加全16チームから262人が参加。参加者は昔話に花を咲かせるなど、盛り上がりを見せた。

大阪代表・PL学園の総監督を務める同校元監督の中村順司氏(73)は「(甲子園は)松坂世代の選手たちと戦ってから20年ぶりくらい。PLで一緒にやっていた人たちと野球ができる。楽しい気持ちです」。自身が春夏通算58勝を挙げた聖地入りへ、言葉を弾ませた。

PL学園は利根商(群馬代表)と9日の第2試合で対戦する。選手年齢が幅広いOBチームのため、大会規定で試合は3回まで35歳以下の選手が、4回からは35歳以上の選手がプレーする。「KKコンビ」として、甲子園を沸かせた大エース・桑田真澄氏の登板について「桑田も来る。(登板は)あるでしょう」。桑田氏の登板は、早くても4回からになる見込み。

また、野球関係の仕事に復帰しつつある教え子の清原和博氏に関して「野球界に戻ってきたから、本格的にやれるようになったらいいなと思っています」とエールを送った。

マスターズ甲子園は全国の高校野球OB、OGが世代や性別の枠を超えて、出身校別に同窓会チームを結成。過去追いかけた「甲子園出場」という夢を目指し、各都道府県予選を戦い抜いたチームが甲子園での本戦に出場。今年で16回目を迎える。

2日間にわたって甲子園球場で開催され、9日午前8時から開幕。第1試合は8時45分から市立浦和(埼玉代表)-岐阜県選抜が予定されている。