慶大がオフ短縮&米国キャンプで連覇を狙う。21日、神奈川・横浜のグラウンドで年内最後の練習。ランニングなど軽めのメニューで終えると、12月に就任した堀井哲也監督(57)は部員を室内練習場に集め「オフは目標管理をしっかりして欲しい。(リーグ戦&明治神宮大会優勝で)日本一となり素晴らしい秋となったが、スポーツの世界では、また0からのスタートになる。マークも厳しくなるし、4年生も抜ける。また1からだ」と呼び掛けた。

新年は2月上旬からのスタートが恒例だった。1月はテスト期間のためで、1月早々に再始動する他大学と比べると、オフが長いのが慶大の特徴でもあった。だが、今年は1月15日に集合し、同18日から全体練習を再開する。土日だけ全体で、平日はテスト勉強を優先しつつ、来られる選手はグラウンドに来て堀井監督の指導を受ける。同監督は「間を空けたくないのもある」と説明した。

さらに、2月18日から3月5日まで、米国キャンプを実施する。ロサンゼルスとアリゾナの施設で行い、オープン戦も予定している。米国の大学が主な相手だが、都合がつけばダイヤモンドバックスのマイナーと対戦する可能性もある。「(前任の)大久保監督が用意していただいていた。非常にいい経験」と期待を口にした。

来秋ドラフト候補に挙がる佐藤宏樹投手(3年=大館鳳鳴)は「外国のキャンプは初めて。楽しみです。違う環境でやるのは、いいことだと思います」と刺激を感じていた。