阪神岩貞祐太投手が同郷熊本のヤクルト村上に宣戦布告した。9歳年下のスラッガーは来季、本塁打を1本打つごとに地震被害にあった熊本城へ支援金の寄付する。岩貞は「たくさん打たせて寄付させようかな…」と冗談めかしたが「うそです。僕からは1本も献上させない」と攻略を誓った。

自身も16年から熊本県の野球振興を目的に、1勝につき、10万円または10万円相当の野球道具を県内の少年野球チームなどに贈っている。「その勝ちで僕が寄付できるようにやっていく」と来季も支援に力を入れる。

村上との通算対戦成績は4打数0安打で2奪三振。「(今季は)開幕2戦目で対戦して、村上は何もわかってない状態だった。来年になれば力関係は変わってくる」と警戒した。「打ち取れるようにボールを磨いていく」とこの日は鳴尾浜で自主トレを行った。来季の開幕カードはヤクルト戦。ローテーションに入れば、村上とさっそく対戦する。「そうなるように状態を上げていく」と、気持ちを高ぶらせた。【只松憲】