昨年まで慶大監督を務め、昨年12月にJX-ENEOS監督に就任した大久保秀昭氏(50)が、大学野球で培った経験を社会人で還元する。

14年以来の社会人野球界に復帰。11日、都内で開かれた、日本野球連盟(JABA)主催の指導者研修会に参加。慶大監督時代を振り返り「成長を見守る大切さを感じるようになった」。選手がミスをしても動じずに采配を続ける。リーグ戦主体の大学野球からトーナメント制の社会人野球の世界に移っても、学生野球で学んだことをいかしていく。「根本的にやることは変わらない。アマチュア球界が一体となって盛り上げて、野球の価値を高めていきたい」と意気込んだ。