東京6大学リーグの明大が12日、千代田区の同大学でOB総会・懇親会などを行った。OB総会では、4期8年、OB会長を務めた元大洋の土井淳氏(86)が退任し相談役に。代わって吉川芳登氏(75)が新OB会長に就任した。

土井氏は「OB会も次世代の人にバトンを渡し、伝統を引き継いでいって欲しい」とエール。また「プロとアマチュアの垣根を取り払いプロ野球にいるOBも、もっとグラウンドに来て積極的に交流できるようになって欲しい。明大はもちろん、6大学野球が活性化するのではないかと思う」と今後の野球界にも期待をした。

新任の吉川氏は「学生らしく、人間性の育成が故島岡吉郎監督時代からの教え。その人間力野球を引き継いでいきたい」と決意を新たにした。

また懇親会では、善波達也前監督(57)、広島に入団した森下暢仁投手(4年=大分商)、添田真海内野手(4年=作新学院)ら8人に駿台倶楽部賞が贈られた。