リーグ3連覇を狙う西武辻発彦監督が“必勝パターン”を継続した。16日、埼玉・東松山市の箭弓(やきゅう)稲荷神社で必勝祈願を行った。

参謀役の馬場作戦兼内野守備走塁コーチとともに3年連続の参拝。特大絵馬に「三連覇」と記した。就任1年目の18年は「攻め勝つ」、昨季は「連覇」と記し、成就。「勝負師は験を担ぐ。毎年来ていたからね」と願掛けした。

同神社は野球と同じ読み方で、巨人長嶋茂雄終身名誉監督や野村克也氏ら、参拝する球界関係者も多い。勝負の神様としても有名で運気上昇を後押しする。初詣先の増上寺で引いたおみくじは「吉」だった。「『腹立ちやすい心を抑え、利欲を捨て、おごらず、謙虚にやれば人望も利益も増す』と。心を穏やかにやります」と戒めた。

5連覇した94年以来の3連覇へ、勝算は十分にある。「去年に比べれば投手陣も期待できる。松坂と内海が1勝でも2勝でも多くなればいいね。攻めて勝つもあれば、守り勝つもある。両方できれば」と投手力アップに手応えを示した。2連覇王者として挑むシーズンは、攻めて、守って、文字通り王道を歩む。【為田聡史】