阪神浜地真澄投手(21)が、地元の福岡県内で充実した5日間の合宿を打ち上げた。

ソフトバンク千賀らが師事する鴻江寿治(こうのえ・ひさお)トレーナーが主宰する「鴻江スポーツアカデミー」の自主トレに初参加。巨人の菅野や、ソフトボール女子日本代表のエース上野由岐子投手らと鍛錬を重ねた。

合宿では体のタイプを2つに分ける。浜地は菅野らと同じで、腕から始動して体を使う「うで体型」に分類された。「共通するものもあるので、同じタイプのピッチャーを見て学ぶことが多い」とライバル巨人のエースからも吸収したものがあった。

今回は新フォームの習得にも取り組み手応えをつかんだ。「見た目では分からないかもしれないですが、自分の中では投げるときのチェックポイントが分かった。いい悪いがはっきり分かるようになりました。自分の見ている景色としても、ボールが変わってきている」。まだ立ち上げ段階で100%の力を出していないが、すでに変化を感じ取っている。

昨年は初めて1軍で21試合に投げ2勝を挙げたが「今までの1月とは全然違った。いい準備ができました」。今季がプロ4年目。一線級のアスリートたちと過ごした濃密な時間を糧に飛躍の年にする。【山本大地】