巨人が第1戦を3-1で、第2戦を延長10回、6-3でロッテを下して、初の日本一に輝いた。巨人の選手4人は、優勝報酬で1400万円を獲得した。最優秀選手には巨人舘野弘樹(27)が選ばれ、報酬50万円を獲得した。

第2戦は王手をかけていた巨人が3-1でリードしていたが、8回にロッテ下山祐躍(26)が、井上晴哉を操作して同点の2点適時打を放った。タイブレークの延長10回に、舘野が、大城を操作しての左犠飛、ビヤヌエバの2点適時打などで突き放した。

第1戦は4回に2番手で出場した舘野がゲレーロを操作して先制2ランを放った。1点差に迫られた6回には、レジェンド選手の王貞治で適時打を放ち、突き放した。舘野は「正直、緊張しないでここまで来たけど、今日は緊張した。本塁打はよかったなと。(適時打は)王さんならどこでも打てると思って、振ろうとしました」と振り返った。

舘野(プレーヤーネーム=てぃーの)は全球で「強振」という、ミートカーソルが小さくなるが飛距離が出るという打撃スタイルを貫く。今季は本塁打、打点の2冠王に輝いていた。

巨人は1~3回にスプラトゥーン2の世界王者の吉田友樹、7~9回を東大医学部卒で巨人球団職員の坂東秀憲が操作した。

 

今大会は、2年目を迎えた野球のテレビゲーム「実況パワフルプロ野球」を使うeスポーツ。プロ野球12球団に所属するeスポーツ選手が、19年の同一球団選手とレジェンド選手のデータを使ったゲーム内選手を操作して、優勝を競う。昨年の第1回は、西武が優勝していた。