新生佐々岡カープのカラーとは? 広島日刊ではキャンプ期間中、佐々岡流チーム作りの特色にスポットを当てる。

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4日目は早くも今キャンプ2度目の「ササオカーテン」で非公開練習が行われた。メイングラウンドでキャッチボールが終わると、投手陣と捕手5人、二遊間を守る上本、曽根、田中広、堂林、三好、小園がメイン球場の右翼後方にある雨天練習場へ移動した。いつもは報道陣に開放されるエリアにも緑色のビニールカーテンが締められ、接近も禁じて完全シャットアウト。場内の音すら漏れ伝わってこなかった。

約30分、二塁けん制などを含めたサインプレーが繰り返されたとみられる。非公開でのサインプレーの確認は例年行われるが、1クールに2度、2日に1度の頻度は多い。「いろいろ(サインを)変えることもあったので。新人もいますし、新外国人も多い。いろんな面でタイミングやサインの出し方、いろんなことを確認をやっている」。佐々岡監督は新戦力に広島野球を注入しつつ、選手たちにより緻密な野球を求めている。