日本ハムの新人10選手がキャンプ休日の5日、国頭の宿舎内にある手作り工房でシーサーの絵付け体験を行った。

最も注目を集めたのは優勝した河野ではなく、最下位となったドラフト6位の梅林優貴捕手(21=広島文化学園大)。出来上がった作品は、目の前に置かれていた見本とほぼ同じデザイン。審査した工房スタッフに「完全にパクリでした」と評され、梅林はがっくりと肩を落とした。

デザインをまねるつもりはなかった。梅林は「緑をベースにして口の部分に赤を入れたら、スイカのイメージになって、それをモチーフとしました」と弁明した。ただ、付け加えた金ラインも酷似していたことを指摘されると「右前にあった見本が気になってしまって、金のラインを入れてしまいました」と“出来心”であったことを認めた。優勝した河野からは「あれは“犯罪”ですね」といじられたが、貴重な休日に仲間を爆笑させてリラックスさせたのは間違いない。梅林は「野球ではがんばります」と名誉挽回を誓った。