阪神新外国人のジョー・ガンケル投手(28=マーリンズ3A)が5日、また評価を高めた。

第1クールから早くもフリー打撃に登板し、サンズ、福留、ボーアを相手に計30球で安打性1本に抑えた。カット、スライダー、スプリットを交え、コース、低めに制球。ボール球も9球にまとめ「投げたいところに投げられて良かった」と納得した。

すでにブルペン投球で制球力を高評価されていたが、矢野監督は「低めに集まって制球もいい。先発として十分やっていけそうな、本当に楽しみな投球を見せてくれた。すごく勉強熱心やし、ハングリー精神もあるし、今のところ悪いところが見当たらない」とあらためて絶賛だ。セ・リーグ5球団のスコアラー勢も一様に制球力の高さ、テンポの良さを評価。開幕ローテ入りへ順調にアピールを続けており、ヤクルト山口スコアラーは「かなりやるんじゃないの」と警戒感を強めていた。

▽阪神坂本(ガンケルの球を受け)「コントロールも良かった。(サインに)首も振って考えも伝わってきた。(直球は)きれいな回転ではなく、ちょっとずつ動く感じ」