沖縄初のプロ球団・琉球ブルーオーシャンズは14日、元ヤクルト村中恭兵投手(32)の入団を発表した。

ヤクルトで2度の2ケタ勝利を挙げた左腕で、通算46勝。昨季限りで戦力外となり、オーストラリア・リーグのオークランド・トゥアタラでプレーしていたがオファーを受けて決断。「個人的な目標はNPB復帰ですが、自分としての高みを目指すのと地域に貢献できる」と話した。

事前に元NPB選手との契約を告知し、ネット上では新庄剛志氏、鳥谷敬、川崎宗則の名前が挙がった。「ネットで騒がれていたのですが、すいません、僕です。バズっていて、ただごとではないと」と苦笑い。球団は独立リーグに所属せず、国内プロ球団の2、3軍などと試合を重ね、NPBへの参入を目指す。北川代表はソフトバンク王球団会長らが16球団構想を打ち出していることに「3年で沖縄で機運をつくりたい」と歓迎。“大物”への獲得に「名前が挙がったのは素晴らしい選手ばかり。その中にはご縁があればという選手もいる」と含みを持たせた。