2代目「若大将」は開幕が待ち切れない。巨人岡本和真内野手が楽天則本昂からオープン戦3号となる特大の先制ソロを放った。

4回2死、バックスクリーン左への飛球に本塁打を確信してゆっくり歩き出した。相手開幕投手からの特大弾に「一振りで仕留めることができたのは良かった。開幕だけが全てではない。1年間いいコンディションでやり通すのが大事」と先を見据えた。

開幕が4月10日以降に決まっても動じなかった。「やることは変わらず、自分のやるべきことをしっかりやりたい」。巨人軍第89代4番としてどっしりと構えた。テレビの前で待つファンに対し「いろいろ大変な時ですけど、今予防すれば何とかなると思う」と満員の東京ドームでともに戦う日を心待ちにした。原監督は「あれだけの打球というのは、そうそう見られない。いい投手から打ったというのも順調にきているというところ」と信頼を寄せた。【久永壮真】