#開幕を待つファンへ。新型コロナウイルスの影響で開幕延期となったプロ野球。もし予定通りに開幕を迎えていたら、各球団どんな先発ローテだったのか。担当記者が現状と今後のポイントを整理。期待をパンパンに膨らませ、球場で声をからす日を迎えたい!

2本柱に明暗が出た。昨季けがに泣き5勝のエース則本昂は絶好調。オープン戦3試合で防御率1・38と圧倒し開幕投手に内定している。一方、岸は15日に腰の張りを訴え、無期限のファーム再調整が決まった。

昨季セーブ王で今季から先発再転向の松井は、打球直撃による右手のひらの打撲で1度登板を飛ばしたが、大事には至らず。岸、松井にとって延期期間が貴重な調整時間となる。ロッテから加入した涌井は万全。先発陣の不安要素を打ち消す働きが求められる。

昨季8勝の石橋、同9勝でチーム勝ち頭の辛島、2年目弓削も開幕ローテ入りに近く、出来がチームの浮き沈みに関わってくる。4年目の藤平にも期待がかかるが、ここまでの練習試合で結果が出なかった。ともに10年目の塩見、福井らベテランも虎視眈々(たんたん)と控えている。【楽天担当・桑原幹久】