ヤクルト・ドラフト1位の奥川恭伸投手(18=星稜)が19日、戸田球場でブルペン入りし、座った捕手に最多の53球を投げた。

松本直と初バッテリーを組み、力を入れすぎず、上半身と下半身のバランスを意識。後半には納得のいく球があり「手先だけでなく、体全体でコントロールできた。今日は割とストレスなく投げられた。これを継続したい」と話した。初視察した高津監督は「思った以上に、縦も横も角度のある球だった。この時点で出来ているのは、すごい武器。体の使い方を見てもおおっと思った」と称賛した。

7度目のブルペンで初めて審判がつき、53球中ストライクは34球。ボール球は3球連続が最長で、すぐに修正し「ストライクゾーンは、そんなに気にならなかった」と笑顔。次回のブルペンはコンディションを注視しつつ24日になる見込みで、変化球を解禁する。