「体」が使えないなら「頭」だ! 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、異例のプロ1年目を送る阪神ドラフト2位の井上広大外野手(18)に、母校・履正社の岡田龍生監督(58)がエールを送った。
阪神の活動休止が決まった後、岡田監督は井上に電話をかけたという。「どうや、と言ったら、グラウンドには行けるけど、自分1人で壁当てして、バットを振って、自分で走って帰ってくると」。キャッチボールもできず、ウエートルームも使えなかった。
15日から自主練習再開となるが、まだ通常の全体練習はできない。教え子を思いやりながらも有意義な時間にすることを願う。「体、使われへんかったら、頭を使うしかない。ここまでの自分を振り返ることはできる。今後に生かすために、『練習ができるようになったらこういうことをしていこう』というのを考える時間にあてたらどうかなと」。頭の中で自分と向き合い、レベルアップにつなげることを望んだ。
岡田監督は、ここまでの井上の活躍を見て「今まで履正社からプロにいった選手の中からしたら、順調すぎひんかなと思う」と話す。電話越しの声からも、プロでの戸惑いはない様子だったという。異例の状況を乗り越えれば、心身ともにさらに成長できるはずだ。【磯綾乃】



