助っ人に援軍来た! 阪神ジェフリー・マルテ内野手(28)が28日、オンライン取材に応じ、2年目の今季から専属トレーナーを帯同させていると明らかにした。:

昨季は右ふくらはぎの張りで開幕2軍スタートとなった経験などを生かし、大山との三塁争いへ準備はバッチリだ。この日は甲子園で自主練習に参加し、約2時間半、汗を流した。

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マルテは日本から約1万3000キロ離れた母国ドミニカ共和国から「助っ人」を呼び寄せていた。チームの活動休止中について問われ、明かした。「今年はトレーナーを連れてきている。自分と一緒にトレーニングをしてくれたり、体のケアをしっかりしてくれる。体幹やゴム(チューブ)を使いながら、体が鈍らないように準備していました」。地元の友人だという専属トレーナーが3月中旬に来日。頼もしい援軍に支えられ、自宅待機中も見えない開幕へ準備を進めていた。

昨季の経験を今季に生かす。新助っ人として期待された来日1年目は、オープン戦期間中に右ふくらはぎの張りで2軍スタート。4月下旬の1軍合流と出遅れた。シーズン中も下半身の不安で大事を取ることもあり、105試合で打率2割8分4厘、12本塁打、49打点。「去年はケガもあり(患部の)痛みなどが早く取れれば、1年間ケガなく戦えたかなという思いはあった。そういう意味では、自分には必要だなと。今年は体がいい状態なので、そう思って連れてきました」。通年稼働に懸ける意気込みの強さがうかがえる。

15日の自主練習再開後も、打撃や体の調子は好調だという。甲子園での自主練習では、ティー打撃や内野ノックで約2時間半、汗を流した。この日から打席が2カ所に増えたフリー打撃では45スイングで4本の柵越えを披露。トレーナー帯同の効果にもうなずき「ストレッチ、マッサージを含めていい状態は保てています」と笑顔を見せた。何事も準備。今季は大山と三塁を争う立場でも「そこはあまり意識しないで。自分の準備をすることの方が大事だと思っているので」と意に介さない。オープン戦は打撃3部門で大山の後塵(こうじん)を拝したが、その後に獲得した「助っ人」とともに泰然自若で開幕を待っている。

活動休止中には映像で自らの打撃を振り返り、映画鑑賞でリフレッシュ。現在はモチベーションを保つため、口ひげを伸ばしていると笑った。先の見えない日々にも前向きで「いつシーズンが始まるか分からない難しい状況は自分だけじゃなく、みんなだと思う。しっかり頭の中だけは準備しながら、今できていることをしっかり続けていきたい」。進化した背番号31が、今から楽しみだ。【奥田隼人】

◆19年マルテの主な故障 オープン戦期間の3月10日巨人戦で一塁ベースを踏んだ際に右ふくらはぎ付近を負傷。同16日の西武戦前に同所の張りを訴え、欠場。開幕は2軍スタートで4月29日に1軍昇格。7月15日の中日戦では二塁スライディングの際に左膝を負傷したが、出場選手登録を外れることはなく8月10日広島戦から「第104代4番」を務めた。ただ、9月24日巨人戦で左足の張りを訴えて途中交代し、残り3試合を欠場。4番を大山に譲った。クライマックスシリーズでは復帰した。