プロ野球は25日、12球団代表者会議を開き、同日に1都3県と北海道の緊急事態宣言が解除されることを前提として、6月19日の開幕を発表した。公式戦は120試合の予定で、当面は無観客とする。開幕カードを含め、開幕日以外の日程の発表はなかった。イースタン、ウエスタン・リーグの試合も6月19日に開幕する。

全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)の中止が決まり、力を披露する場を失ったプロ志望の高校生のため、巨人原監督はトライアウト構想を明かしている。また、各都道府県での代替大会が無観客となる可能性があり、プロのスカウトの視察が可能となるのか、注目されている。

日本野球機構(NPB)の斉藤コミッショナーは「高野連さんの考え、認可がないとプロ野球のスカウトが勝手に動くことはできない。我々は地方では高校野球をやるという話を聞いている。そこにスカウトが出て行っていいのか。あくまでも高野連の認可が必要。話はしているが、認可を待っている状態。要望は伝えてある。トライアウトの考えは伝えていない」と話した。