2月下旬から右足の張りの影響で調整が遅れていた、阪神岩崎優投手(28)が、復帰登板で1回を無安打無失点に抑えた。

2月20日の楽天との練習試合(宜野座)以来、102日ぶりのマウンドでも落ち着いていた。白組の2番手として4回からマウンドへ。先頭の4番マルテを左飛、5番原口と6番陽川を右飛に打ち取って3者凡退。岩崎は「ストレートで押し込めましたし、ファウルを打たすこともできていた。自分の感覚的にはボールのキレも戻ってきていると思います」と振り返った。

26日のシート打撃では、打者5人に対し、安打性を2本許したが、島田、大山を連続三振に取るなど順調な仕上がりを見せていた。「あとはコントロールの精度をもっと高められるよう、開幕に向けて調整していきたいです」。中継ぎの一角として期待される左腕が、開幕へ照準を定めた。