阪神ドラフト6位の小川一平投手(22)が自己最速152キロを計測するなど、1回無失点とアピールした。

白組の4番手で6回に登板。先頭近本の初球で150キロを出すと、2球目に152キロを計測した。カウント2-2から近本を遊ゴロに打ち取ると、大山の3球目にも152キロ。一塁への強烈な当たりにボーアが動くことが出来ず、大山を出塁させたが、続くマルテを見逃し三振、原口を三ゴロと危なげなく抑えた。

自己最速の152キロには「大学生の時からずっと目指してきた数字なので素直にうれしいです。スピードがすべてではないですが、160キロを目指してやっていけば、おのずとスピードも上がっていくと思うのでそこも1つの目標として頑張りたいと思います」と喜びながらも、さらに上の目標を掲げた。

矢野燿大監督(51)も紅白戦後の代表取材で「ルーキーの小川の投球は前回も素晴らしかったですけど、今日も本当にこの前よりもさらにいいボールがいっていたように見えました。本当に勝ちパターンに入ってきてもおかしくないような投球をしてくれている。小川が一番、目立っていましたね」と絶賛した。

26日のシート打撃でも木浪、坂本、高山相手に3者連続三振。小川は「前回のシートバッティングと同様にストライク先行でテンポ良く投げることができました。調子はすごくいいので、もっと上を目指して頑張ります」と語り、開幕1軍へアピールを重ねていくつもりだ。