引退後は球団副社長? DeNA山崎康晃投手(27)が、自宅で過ごす選手に電話でインタビューする人気企画「突撃!ヤスアキマイク~みんなお家でなにしてんの?~」の最終回(5月31日、球団公式YouTubeで公開)で、南場智子オーナー(58)を直撃した。自身の亜大経営学部経営学科卒業の経歴などに触れつつ「僕が野球を引退した時はDeNAの副社長あたりにぜひ、採用していただければ」とアピールした。

守護神が球団トップに異例の“公開就活”だ。「DeNAの集客の伸び率」をテーマに1万字の卒業論文を仕上げ、南場氏の著書「不格好経営」を購入したこともアピール。「広報もやります! 採用してください」と直談判すると、オーナーからは「広報にはすぐなれますね」と笑顔でかわされた。

得意の“広報”はしっかりこなした。ファンからの質問の形で「コロナによる経営悪化と打開策」をぶつけると、オーナー会議で議長も務める南場氏から「経営をしっかり成り立たせて、野球文化を途絶えさせないように、なりふり構わず、経営努力しないといけないと思います」という力強い言葉を引き出した。

外出自粛が続いた中、ファンを楽しませようと始まった企画も今回で終了。山崎は「これからはマウンドの上からファンの皆さんに笑顔を届けられるように引き続き頑張りたい」。マイクをボールとグラブに持ち替え、本業での活躍を力強く誓った。【鈴木正章】