開幕投手に決定している阪神西勇輝投手が開幕戦の相手が巨人に決まり、改めて意気込みを示した。

「相手チームは関係ないと思っていますし、いかに自分がいい状態で登板できるかに集中することが大事なので。チームの先陣を切っていくことなので、準備段階から後悔のない選択をしていきたいです」と球団広報を通じてコメント。昨季はチームトップの10勝を挙げたが、登板した巨人戦5試合では0勝2敗。プロ入り後、いまだ勝ち星がない。今季は開幕戦で初勝利のチャンスがやってきた。

巨人の開幕投手は菅野。18年オフまで4年連続でハワイ自主トレを一緒に行ってきた先輩だ。師匠との投げ合いを、西勇も心待ちにする。「そこは純粋に楽しみですね。いい先輩でもありますし、見習うことも多いので、投げながらどんどん吸収して、自分も良い投球ができればと思います」。昨年7月8日巨人戦(甲子園)のプロ初対決では、6回6安打3失点と粘ったが勝ち星はつかず。昨オフは「自分自身、変化を求めている年」として、プロ入り初めて単独トレーニングを選んだ。「師弟対決」で鍛錬の成果を見せ、幸先のいいスタートを切る。【磯綾乃】