阪神秋山拓巳投手(29)が5回4安打無失点と好投し、開幕ローテ入りに前進した。立ち上がりの1回1死一塁から3番ピレラ、4番鈴木のクリーンアップをカーブで三振に斬ると、その後もゼロ行進。捕手坂本とのコンビネーションも抜群で、カープ打線を5回散発4安打に抑え、無四球と危なげなかった。

対外試合は3月21日のヤクルトとの練習試合以来2カ月半ぶり。秋山は「回を追うごとにボールを操れたので全体的には良かったかなと思います」と納得の内容。先発ローテを争う右腕にとっては最高のアピールとなったが、秋山は「3回以降はいい投球ができたので、頭からしっかり入っていけるように準備という部分で練習もやっていきたい」と反省を忘れなかった。