オリックスの新助っ人アダム・ジョーンズ外野手(34=ダイヤモンドバックス)が初回2死二塁の好機で右前適時打を放ち、先制点をたたき出した。

ソフトバンク先発のバンデンハークが投じた2球目150キロ直球を捉えると、打球は二塁手のグラブをかすめて、右前に落ちた。

親交のある相手から、存在感を示す一打を放った。5月末、バンデンハークが行っている野球道具オークションに飛び入り参加。ジョーンズはサイン入りスパイクを提供し、オークションで決まった金額を、米国、韓国、日本の「ドナルド・マクドナルド基金」に寄付した。

当初、オークションの存在があまり知られておらず、落札価格が伸びなかった。するとジョーンズは「スパイクに加えて、(落札者に)バーチャルバッティング講座を行う」と申し入れた。その結果…。落札額はグンと上がり、寄付する金額が増えたのだ。

メジャー通算282発男はオープン戦の打率は1割で、本塁打は1本放ったものの、対外試合の適時打は今回が初めて。6月19日の開幕までに仕上げていく。