#野球好きな人々へ 試合だけがプロ野球の魅力ではない。満員の観客の前での実施はまだ先だが、今年もヒーローインタビューで楽しませてもらいたい。ある時は勝った喜びをひたすらに分かち合い、ある時はケガや病気からの復帰や引退を報告する。笑い、泣き、怒ったヒーローインタビュー傑作選をどうぞ!

日本ハム見田浩樹広報部長は野手9選手がお立ち台に立った08年4月8日楽天戦(札幌ドーム)を挙げた。「チームワークの良さや、つなぎの野球というファイターズらしさを象徴する、お立ち台だったと思います」と12年前を振り返った。試合は最大7点差をはね返す大逆転勝利も決勝点は相手のエラー。当時、広報1年目だった同部長はヒーローの選定に悩んだが、先輩の提案で迷いは吹っ切れた。「その年のキャンプまで広報をされていた鳥居雅俊さんが『9人でいきましょう』と言ってくださり、広報全体も意見が一致しました。選手に伝えると森本選手が『1人ずつ短くいきましょう』と乗ってくれました」。球団史上初、おそらく球界でも史上最多のヒーローインタビューは、今でも鮮明に記憶に残っている。