広島のドラフト1位森下暢仁投手(22)が、プロ初勝利を飾った。

9回に連打を浴びて12球団完封一番乗りは逃すも、最速153キロの直球、縦に大きく曲がるカーブ、切れ味鋭いカットボール、チェンジアップで中日打線を圧倒。味方打線も2桁得点の大量援護で、森下の1勝目を助けた。

完璧な立ち上がりだった。2回まで3つの三振を奪い、パーフェクト投球。3回には先頭から連打を浴び、1死満塁のピンチを招いたが、大島を外角への150キロ直球で遊ゴロ併殺打に打ちとり、無失点に切り抜けた。4回以降も球威は衰えなかった。デビュー戦の21日DeNA戦(横浜スタジアム)では勝ち星こそ逃したものの7回4安打無失点と好投。プロ野球界に新たな怪物右腕誕生の予感だ。