巨人岡本和真内野手が自身の誕生日をバットで祝い、チームに勢いを付ける。DeNAとの首位攻防戦の初戦となる30日は24回目の誕生日。「特に関係ない。なにも変わらないですし、コメントも特にないです」と笑ったが、昨年はバースデーマルチ安打を記録している。

誕生日より、気になるのは、0・5ゲーム差で2位のDeNAかもしれない。現在、打率4割7分2厘で首位打者だが、2位宮崎(4割7分1厘)、3位にはオースティン(4割4分4厘)とDeNA勢が続く。10打点と4本塁打はともにリーグ2位の記録で好調を維持する岡本は「まだまだです。始まったばかり」と気を引き締めた。

初戦の相手先発は浜口だ。過去の対戦は5打数1安打だが、その1本は本塁打。浜口の印象を「どんどんストライクをとってくるいいピッチャー」とし「チーム全体で打ち崩せるように、初回から攻めていければ」と先制パンチを狙う。

今季ここまでの3カードは全て初戦を1点差で制し、勢いに乗った。「まずは初戦。チームの雰囲気もいい。この流れを、初戦にぶつけて勝ちとりたい」。24歳になっても変わりなく、不動の4番が相手にプレッシャーを与え続ける。【久永壮真】