コンディション不良で2軍調整中の阪神高橋遥人投手(24)が、ウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ球場)で101日ぶりに実戦復帰した。2番手で6回に登板し、1イニングを1安打無失点。最速144キロも計測し「ボールどうこうより、1イニングを投げ切れたことが良かった」とホッと胸をなで下ろした。

3月24日の練習試合DeNA戦以来となった実戦。強い雨で足もとがぬかるむ中、登板直後は直球の抜け球も目立った。先頭の2番岡林には逆球の直球で左前打を献上。3番根尾への初球も顔面付近に大きく抜けたが、直後に外角低めカットボールで二ゴロ併殺に仕留めた。最後は4番のドラフト1位石川昂から内角低め直球で中飛を奪い、わずか9球で3アウト。「しっかり修正できました」と笑顔で振り返った。

今季は西勇に続く開幕ローテの軸と期待されながら、3月上旬に左肩の状態を落とした。4月の自主練習再開後もコンディションが良化せず、2軍調整が続いていた。その間に1軍は両リーグ最速タイで10敗に到達し、早くも借金8を背負っている。

福原1軍投手コーチは高橋の昇格時期について「早ければ早い方がいいですけど。再発しないのが一番」と慎重な姿勢を崩さないが、もちろん、のんびりしてはいられない。「しっかり上げていけるようにしたい」と力を込めた左のエース候補。夏場の救世主と目される。【佐井陽介】