日本野球機構(NPB)とJリーグの第11回「新型コロナウイルス対策連絡会議」(Web会議システム)が6日、実施された。

会議後のオンラインでの合同記者会見で、NPB斉藤惇コミッショナーは「いよいよ、今週末からはお客様を5000人に制限した開催を期待している。一方では、東京中心に100人以上の感染者が出ている。願わくばなるべく移動などの規制がないほうがいいが、我々としてもベストを尽くしながら感染者が出ないようにしたい」と7月10日から有観客での開催を再開することを明言した。

さらに「8月1日から50%のお客さんを入れるとなれば、数万人。時間があまりないので、政府、保健所、関係各所と早めに準備をさせていただき、決定したい」とした。

専門家チームの東北大・賀来満夫名誉教授、愛知医大・三鴨廣繁教授らが参加した。三鴨教授は「8月1日からはスタジアム、球場(の最大収容人数)半数を上限にして観客をお迎えする。新たなステージに立っている。その中で、東京が再び第2波と呼べる波が起こっている。この週末から観客をお迎えするというので、そこに議論があった。観客を入れるという方針自体は変えない。大きくは変わりませんが、問題は8月1日から半数をお迎えできるかという点については、今後の感染状況を注意深く見ていかなければいけない」と慎重な姿勢も見せた。

専門家チームによると、8月1日以降の観客動員数などについては、7月20日前後をメドに決定する見込みだという。