中日ドラフト1位の石川昂弥内野手(19=東邦)がスタメン7番三塁で1軍デビューを果たした。今季入団の高卒新人では12球団最速の昇格だが、さらに初昇格即スタメン出場という異例のデビューを決めた。

この日の試合前の早出特打から参加し、三塁守備を入念にこなし試合に備えた。試合前には共同取材に応じ「正直、急だったのでびっくりしています。しっかりとこのチャンスをつかめるように今日は全力で頑張りたい。ワクワクもしているが、ちょっと緊張しています。(2軍では)4番を打っていたので配球も厳しかった。どんなときでも打席はどっしりと自信を持ってやっていた」と、本拠地ナゴヤドームでのデビューへの抱負を語った。

11日の広島5回戦(ナゴヤドーム)で、不動の三塁レギュラーである高橋周平内野手(26)が左太ももを故障。復帰に3週間から1カ月程度かかる見込みと発表され、緊急昇格が決定した。6月に開幕したウエスタン・リーグでは「4番三塁」で全9試合出場。7月2日オリックス戦(ナゴヤ)で公式戦初アーチを放つなど、打率2割5分8厘、1本塁打、3打点の成績を残していた。

【12日のスタメン】

1番(中)大島

2番(右)平田

3番(左)福田

4番(一)ビシエド

5番(捕)木下拓

6番(遊)京田

7番(三)石川昂

8番(二)阿部

9番(投)梅津